消しゴムと言えなくもないけれど…粘着力が強く軟らかいそれは、どちらかといえば伸びないねりけしという感じでした。研究の担当者曰く「なんか変なもんができた」。従来の消しゴムとは違いましたが、文字はよく消えますし、素材的に面白いということで、最初は子供向けに発売することになりました。名前は「ぺらぺら消しゴム」です。
PERAPERAbox
1984年9月発売で50円でした。
PERAPERA

厚み1mmです。手に持つとこんな感じです。
PERA
このままだと使えないので、くるくると丸めて使います。
PERA2
実際に使ってみると消しクズが出ないので、これは便利ということになりました。
しかし、粘着力が強く軟らかいため、機械にくっついて、四角い消しゴムの形になりません。改良を重ね1985年1月に消しクズが散らばらない消しゴム「ノンダスト」として発売を開始しました。

最初はスリーブ(巻紙)や20個入の箱も風合いのあるクラフト紙でした。
NONDUST
しかし、バーコードが読み取れないということで、クラフト調の印刷に変更しました。
NONDUST2
そして今は、スタイリッシュなデザインに進化しています。
NONDUSTnew