SEED History & Future

消しゴムの「Rader」株式会社シードの公式ブログ。シードの歴史と新情報をいち早くお届けします。

タグ:消しゴム(スタンダード)

2017年の文紙メッセで世界で一番最初に発表しました「神宮御山杉レーダー」は発表と同時に多くの方々から、いいね!、欲しいです!と多くの反響をいただき、大変嬉しく思っております。ありがとうございます。
ところで、この「神宮御山杉レーダー」ですが、消しゴムのスリーブ(ケース)は伊勢神宮の御神木を使わせていただいて作っておりますが、コラボ商品ではございません。また、伊勢神宮内で販売されると思っておられる方がいらっしゃるようですが、販売致しませんし、販売していただく予定もございませんことをここにお知らせ致します。
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つきましては改めて皆様にお願いがございます。「神宮御山杉レーダー」についてのお問い合わせのお電話やメール等を伊勢神宮(神宮司庁 )様にされますと、神様への奉職の貴重な時間を割いて御対応いただくことになり、多大なるご迷惑をおかけすることになります。その旨、皆様にはご理解をいただき、伊勢神宮(神宮司庁 )様へのお問い合わせはご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

尚、「神宮御山杉レーダー」についての販売店のお問い合わせは、弊社のHPの販売店情報、ゆる系Twitter @seed_zero_one の固定ツイート、もしくは info@seedr.co.jp にお探しの地域をお知らせくださいませ。折り返しご連絡をさせていただきますので、何卒ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 

消しゴムのスリーブ(巻紙)の角の切り落とし(角R)をつけるきっかけは、1985年に発売された新製品「Neo Radar(ネオレーダー)」の開発時であったことをお伝えしました。
NeoRadar
この「Neo Radar(ネオレーダー)」のスリーブ(ケース)は実用新案として登録されました。その内容は、消しゴムのスリーブに鉄板を挟んだ紙を使用することによって、マグネットシート貼りの製図用の机に消しゴムが吸着するので、作業中に消しゴムが転がってしまうことが激減し、作業効率を上げることができるというものでした。

鉄板を挟んだ紙でなくとも、マグネットシートのスリーブでも良さそうなものですが、天板に貼られているマグネットシートと反発し合って、吸着しませんでした。

さて、このネオレーダーは発売すると、製図用の机を使っている方々から大変良い評価をいただきました。皆さん、日頃から困っていたのですね。
ところが、一部の方からくっつかないというクレームが寄せられました。原因が分からなかったのですが確認してみると、スチール製のものに吸着しないということだったのです。消しゴムが吸着するのは消しゴムのスリーブにマグネットが付いているからだと勘違いされていたのでした。製図用の机は一般的ではないため、マグネットシートが貼られていることを知らない人が多かったのです。

そこで、今迄使用していたチラシに一文を追加しました。
NeoRadarChirashi1
赤で囲んでいる所です。「(注)相手側に磁性があれば吸着しますが、鉄板にはつきません。」
当たり前のことですが、確かに、説明がなければ普通はマグネットが付いているのは消しゴム側だと思い込みます。笑えるけれど笑えない、いろいろな角度から物事を見なければならないという教訓めいた一件でした。

このネオレーダーは製図用の消しゴムで硬めの方が使いやすいことから、レーダーの硬めのタイプ、「ハードレーダー」生地を採用していました。

※鉄板を挟んだ紙が生産されなくなった為「Neo Radar(ネオレーダー)」は廃番となりました。
※この実用新案は存続期間満了により権利は抹消されています。

日本で発売されている日本ブランドの消しゴムは、そのほとんどが袋に入っていたり、フィルムで包装されています。海外では包装されていないものも多くありますが、シードの消しゴムも昔は包装されていませんでした。

レーダーを例にしてみると、最初は包装フィルム無しでした。
次に、白い消しゴムが汚れないように、セロハンで包装されました。(上段)
しかし、フィルムがはがしにくいことから、赤のカットテープを付け、はがしやすくしました。(中段)
その後、包装フィルムもセロハンからPPに変わり、カットテープも銀色になりました。(下段)
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そして現在、カットテープは無くなりました。ほんのちょっとですが、カットテープを使わない分、地球に優しくなっています。
そのかわりにフィルムにミシン目が入りました。赤で囲んだ所にミシン目が入っています。カットテープのように、くるりとめくることもできますし、少し力を加え左右に曲げるようにすると、ぱちっとフィルムがはじけて、頭の部分だけフィルムを取ることができます。

この便利なミシン目について、シードは特許を取得しています。
CutTape2
こんな小さな消しゴムの、さらに小さな包装フィルムのミシン目にも、シードの特許と技術が詰まっているのでした。

※消しゴムの種類によっては、ミシン目を付けずに、切り口だけ付けるものもあります。

1968年発売当初「Radar(レーダー)」はS-20(20円)、S-30(30円)、S-50(50円)でした。真っ白な消しゴム本体に青のスリーブ(巻紙)、フィルム包装はありませんでした。
その後、消しゴム本体に印刷が入りました。
Radars-30
上段は白い消しゴムに黒で印刷されるようになってからのS-30です。(転写ではありません)
下段はS-20(20円)が値上げされて、S-30 (30円)になってからのもの。フィルム包装され、印刷はカラー転写になっています。中央の四角に入っているアルファベットはSEEDでした。
Radars-100
その後、写真上段、中央の四角に入っているアルファベットの書体が変わり、SEEDのEEの上下にラインが入ったロゴになります。1983年(昭和58年)からスリーブにJISマークが入りました。スリーブに角の切り落とし(角R)が入るのは1984〜85年(昭和59年〜60年)にかけての生産品からになります。写真中段、1987年(昭和62年)ロゴを変更。写真下段、2色印刷が1色印刷になりました。現在は初代と同じ真っ白な消しゴムで印刷はありません。

1985年1月に発売を開始した、消しクズがまとまるタイプの消しゴム「ノンダスト」は偶然から生まれ、通常であれば全く顧みられることのないものでしたが、消しクズが散らばらず、まとまるという新しい切り口を見つけだすことで新たな消しゴムの分野になりました。

では、次は? ということで、1986年8月に発売したのが「FOR SHAPE(フォーシャープ)」です。
「ノンダストの対局に位置する軽い消し感、力を入れずに消せる、シャープペンシルに最適な消しゴム」をコンセプトに開発を行いました。しかし、レーダーのイメージがあった為でしょうか。なぜか試作品として出来上がってくるのは「さらっとした軽い消し感」「力を入れずに消せるライトタッチ」には程遠い消しゴムばかりでした。試行錯誤の末、やっと出来上がったのがフォーシャープです。「軽い消し感、ライトタッチ」これも新たな消しゴムの分野となりました。

消しゴムの形状にもこだわり、SH-50(後にSH-60)は通常品よりもスマートな細長い形にしています。また、SH-100はミニレーダーで小さな消しゴムは消しやすいことが解り、小さな消しゴム3個(ホワイト、ピンク、ブルー)をセットにしました。1987年9月にはしっかりと握れる大きめサイズのSH-100Nを発売、以後のカルサーラ、Gフォーシャープへと続きます。
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発売初期のフォーシャープ。写真:SH-60は60円、SH-100とSH-100Nは100円。

SH-100
SH-100のフォーシャープはミニレーダーより、ちょっと大きめ。
「フォーシャープ」から「カルサーラ」に。
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そして、スタイリッシュな「Gフォーシャープ」に進化しました。
EP-SHG-100
 

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